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婦人科検診、ブライダルチェック、不妊相談、避妊指導など、女性の不安や病気に、女性医師目線でのこころ配りをいたします。
婦人科健診
- 子宮頸がんの検査
子宮がんには子宮の入り口にできる「子宮頸がん」と子宮の奥にできる「子宮体がん」のがあります。
このうち「子宮頸がん」は20~30歳代の女性に多く、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因によるものです。 - 超音波検査
子宮筋腫や子宮内膜症、子宮内膜の状態、卵巣の腫れの有無などをみます。 - 子宮体がんの検査
不正出血や子宮内膜の肥厚などが疑われた時に行います。 - 乳がん検診
超音波検査のみです。マンモグラフィーはできません。
子宮頸がん予防ワクチン
子宮頸がんは「予防できる」がんなのです。
子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)です。
子宮頸がん予防ワクチンは発がん性HPVの中でも特に子宮頸がんの原因として多く報告されているHPVの感染を防ぐワクチンです。
感染を防ぐために3回の接種が必要です。
当院では3種類のワクチンを扱っています。
サーバリックス | ガーダシル | シルガード9 | |
---|---|---|---|
HPV型 | 子宮頸がん:16型18型 | 子宮頸がん:16型18型 尖圭コンジローマ:6型11型 |
子宮頸がん 16型18型 31型33型45型52型58型 尖圭コンジローマ:6型11型 |
接種回数 | 3回接種 (初回、1カ月後、6カ月後) |
3回接種 (初回、2カ月後、6カ月後) |
3回接種 (初回、2カ月後、6カ月後) |
費用 | 16,000円×3回 | 16,000円×3回 | 30,000円×3回 |
予防作用 | 65.40% | 65.40% | 88.20% |
サーバリックスとガーダシルは小学校6年生~高校1年生の女子は公費(無料)で接種することができます。
公費負担は高校1年生3月31日までなので、第1回目のワクチンを高校1年生9月までにうけられることをすすめます。
シルガード9は自由診療のみです。
このワクチンは、すでに今感染しているHPVを排除したり、子宮頸部の前がん病変やがん細胞を治す作用はなく、あくまでも接種後のHPV感染を防ぐものです。
※がん検診は必要です。
接種前に感染している場合は病気の進行を予防できません。
接種時は3日間程度の腕の痛み、腫れ、だるさ、があります。
安静、冷却、鎮痛剤の内服で軽快します。
まれに、全身におよぶ疼痛が出る可能性があります。
更年期障害でお悩みの方へ
更年期は45~55歳の閉経前後の期間をいいます。
更年期障害はその時期に女性ホルモンの低下によっておこるさまざまな症状です。
よくある症状として、のぼせ、動悸、不眠、いらいら、めまい、冷えなどがあります。
治療は以下の3つがあります。
- ホルモン補充療法(低下した女性ホルモンを補います。)
- 漢方療法
- 対症療法(不眠には睡眠導入剤、うつ症状には抗うつ剤など症状にあった治療をします。)
上記の3つを組み合わせて治療することも可能です。
不妊症でお悩みの方へ
妊娠を希望されるカップルが1年以上の性生活で妊娠しない状態を不妊症といいます。
当院では不妊のスクリーニング検査を行い、タイミングの指導をしています。
尚、人工授精や体外受精などの生殖補助医療(ART)はできません。
必要な場合は専門の先生に紹介させていただいています。
避妊(ピル・リング)
当院では避妊方法として、ピルと避妊リングの2つを扱っています。
ピル
ピルとはエストロゲンとプロゲステロンの2つの女性ホルモンを含有した錠剤のことです。
ピルは排卵を抑えることで避妊作用を期待します。
避妊作用は服用することで高率に避妊できます。
避妊以外にいい面として、月経痛が軽くなる。月経量が少なくなる。月経が周期的にくるなどがあります。
問題点としては、まれではありますが血栓症をおこす危険性があることです。
特に、40歳以上、高血圧、喫煙者、肥満、頭痛のある方には注意が必要です。
当院でご用意しているピル いずれも自由診療です
- トリキュラー 3,000円(税込み)
- マーベロン 3,000円(税込み)
- ラベルフィーユ 2,500円(税込み)
- ファボアール 2,500円(税込み)
避妊リング
子宮内に器具(リング)を入れ、受精卵の着床を阻害することで避妊します。
月経が終わって3日以内に挿入します。
基本的に挿入がしやすい経産婦さん(お産を経験されている方)におすすめです。
現在、当院ではミレーナ(黄体ホルモン徐放子宮内リング)のみをとり扱っています。
1度挿入すると5年作用が続きます。
ミレーナのいい点としては、避妊作用はピルと同等かそれ以上であること。
年に1、2回の定期健診(正しい位置にはいっているか確認)でたびたびの受診がないこと。
長期間の避妊であればピルより安いこと。血栓症の危険性がないことがあげられます。
悪い点としては、まれにリングの位置がずれたり、抜ける可能性があること。
挿入の時軽い痛みがある点です。
当院で用意している避妊リング
- ミレーナ挿入 50,000円(税込み)
- ミレーナ抜去 5,000円(税込み)
ミレーナ
過多月経や月経困難症の治療としておすすめです。
ミレーナは黄体ホルモンを子宮の中に持続的に放出する子宮内システムです。
ミレーナから放出される黄体ホルモン(レボノルゲストレル)は、子宮内膜の増殖を抑える働きがあるため、内膜は薄い状態となり、月経量を減少させるとともに月経痛を軽くします。
ミレーナはピルとリングが合体したもので、子宮にだけ薬の作用があります。
- はじめに
診察で、ミレーナ治療が有効かどうか判断します。
大きな子宮筋腫があったり、子宮内腔の変形が大きい時は、位置がずれたり、正しい位置に入らないことがあります。
まれには、自然に抜けてしまうこともあります。 - ミレーナ挿入
月経終了後3日以内に入れます。
電話で予約を入れてください。 - 定期検診
挿入後、定期的に検診が必要です。
挿入後、1カ月目、3、6カ月目、以後1年ごと5年で入れ替えまたは抜去となります。
きちんと受診されない方の挿入はお断りします。 - 費用 保険適用での挿入 約12,000円
緊急避妊ピル
コンドームが破れたりして、予定外の妊娠を避けたいときに服用します。
性交後72時間以内に薬を服用します。
一時的にホルモン剤を内服することで子宮内膜環境が着床するのに困難な状況になります。
着床が成立した後では作用はありませんので決して中絶薬ではありません。
服用することで高率に避妊できます。
当院でご用意している緊急避妊ピル
- ノルレボ法
性交後72時間以内にレボノルゲストレル錠(ノルレボのジェネリック)を1錠内服します。
費用 8,000円(税込み) - ヤツペ法
性交後72時間以内にプラノバール2錠、その後12時間後に再度プラノバール2錠を服用します。ノルレボ法に比べ避妊作用が低く、副作用(特に吐き気・嘔吐)が多いのが問題です。
費用 3,500円(税込み)
性感染症検査について
性感染症検査 1(おりもの)
おりもの | クラミジア・淋菌同定検査 | 自由診療 5,000円(税込み) |
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トリコモナス検査 |
性感染症検査 2(おりもの+血液)
おりもの | クラミジア・淋菌同定検査 | 自由診療 9,000円(税込み) |
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トリコモナス検査 | ||
血液 | HIV抗体(エイズ)検査 | 自由診療 9,000円(税込み) |
梅毒血清反応 |
性感染症検査 3(おりもの+血液)
おりもの | クラミジア・淋菌同定検査 | 自由診療 12,000円(税込み) |
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トリコモナス検査 | ||
血液 | HIV抗体(エイズ)検査 | 自由診療 12,000円(税込み) |
梅毒血清反応 | ||
B型肝炎抗体検査 | ||
C型肝炎抗体検査 |
ブライダルチェック
ご結婚の予定がある方、妊娠の希望がある方におすすめします。
- 子宮頸がん検査
- 超音波検査
- おりもの検査 クラミジア、淋菌、トリコモナス 5,000円(税込み)
- 血液検査 風疹 1,500円(税込み)